100切りのためのLESSON1は、「7番アイアンでスイングの基本を身に付けよう!」です。

7番アイアンは全てのクラブの中で長さ、飛距離、ボールの上がり方が中間的なクラブです。 ゴルフのスイングの基本は、どのクラブでも変わりません。 そのため、中間的なこのクラブで基本を身に付ければ、それより短いクラブ、長いクラブ両方が打てるようになります。


■常に意識してほしい2つのポイント

立ち方、クラブの握り方といった基礎の基礎については、本屋さんに行けば多くの基本書が並んでいます。
また、ゴルフ雑誌には様々なゴルフ理論があり、どれを信じていいのかわからなくなることが良くあります。

ここでは、ゴルフのスイングにおいて常に意識していただきたいポイントを2点紹介いたします。


ポイント① 腕と体を同調させ、腕を常に胸の前にキープすること


最初に構えた時、腕は胸の前にあり、クラブフェースは真っ直ぐ前を向いています。
人間の腕の構造上、胸の正面でボールを捕えることができればボールは真っ直ぐ飛んでいきます。
逆に腕が体より後ろになればフェースは外を向き、体より前になればフェースは内側を向きます。


       

スイングの途中で腕と体が離れてしまうと、一瞬のスイング中に胸の前に戻すのは困難です。
よって、スイングの各ポイントで常に腕と体が同調していることを意識してください。


①スイング開始
手首や肘でヒョイと上げるのではなく、クラブを真っ直ぐ後ろに引くイメージを持つことで背中や肩を使ってスイングを開始します。 よく「腕と胸で作る三角形をキープする」と表現されます。

       


②テークバック~トップ
ある程度真っ直ぐ引いたら、腕でクラブを上げるのではなく、腰~背中の回転でクラブを上げます。
腕が常に胸の前にあることを意識することで、クラブは上げるのではなく、自然と上がるのです。

       


③インパクト~フォロースルー
胸だけが先行しない、また腕だけが先行しないように、腕と体が一緒に回り、胸の前でボールを捕えることを意識してください。 これはハーフスイング等の反復練習で、感覚を身に付けるしかありません。

 



ポイント② 左腕が親指側にロールしないこと


↓の写真のように、胸の前でボールを捕えても、左腕が親指側にロールしてしまうと連動してフェースが開きます。
腕だけで楽に上げようとすると腕がロールしてしまいます。



腕がロールした状態でテークバックを行うと、左手首が甲側に折れたトップとなります。
このままクラブを降ろしてくると、フェースが開いた状態となります。



フェースが開きやすい人は手首をやや手のひら側に折るくらいのイメージで良いでしょう。
インパクトまで、左腕がロールせず、構えた時と同じ状態に戻すことが重要です。

     


ゴルフスイングに迷ったら、この2点のポイントだけは常に意識して打つようにしてみてください。
これは7番アイアンだけでなくドライバー、ウェッジ、FW等すべてのクラブで意識すべきポイントとなります。


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