理由3 仕事・人生に通じる考え方や社交性が身に付けられる

 「ゴルフは人生の縮図である」

 誰が言ったかはわかりませんが、ゴルフはそう表現されることが多いスポーツです。
 確かに、18ホールを4~5時間という長い時間をかけて、自分1人の力で、常に異なる状況の下プレーするスポーツは他にはありません。 傾斜、ラフの深さ、風、打った先の様子など、毎打ごとに全くことなるシチュエーションにおいて、最適なクラブを選び、ベストな方向・距離を考えて打つ。 これは仕事においても活かされる「問題解決力」を向上させてくれます。
 また、18ホールの中で調子のいいホールもあれば、悪いホールもある。調子のいい時に欲を出すと大ケガし、コツコツいけば良い結果が出ることもある。勝負どころでは攻めなければならない時もある。 こんなところが人生とよく似ています。

 さらにゴルフは紳士のスポーツと言われます。

 ゴルフには審判がいません。スコアも自己申告です。ズルをしようと思えばいくらでもできてしまうスポーツです。 しかし、それをやると周りからの信頼は損なわれ、またゴルフ自体が全く面白くなくなります。 自分を律する精神が培われるのがゴルフです。

 そして、ゴルフのルールブックにはまずマナーのことが書かれています。 少人数で長い時間を共有するため、周りの人に気を使い、皆が気持ちよくプレーできることを心がけねばなりません。 この「周囲への気遣い」は社会人にとって最も重要な能力の1つです。

 さらにゴルフは服装にも気を使わねばなりません。 プレーは必ず襟のある服で、クラブハウスではラフな服装は禁止など。 社会人になるとTPOに合わせた服装をしなければならない機会が増えます。大人は見た目で判断されることも多いのです。 服装に規定のあるゴルフは、TPOに合わせた服装をする、いい練習となります。

 このようにゴルフを通じて社会人に必要な考え方や社交性が身に付けることができます。

 これが、社会人がゴルフを始めるべき3つ目の理由です。


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