STEP3 ゴルフの基本的なルールを勉強しましょう!

STEP1,2でゴルフをするのに必要なモノは揃えることができました。
しかし、いきなりゴルフコースに行くことはできません。
STEP3では、ゴルフの基本的なルールを勉強しましょう!


■18ホールをなるべく少ない打数で回りましょう

ゴルフは各ホールをなるべく少ない打数でカップインし、全18ホールの合計打数で競うスポーツです。
もちろん、合計打数がより少ない人が勝ちとなります。

各ホールには基準となる打数が定められています。
短いホール(ショートホール)なら3打、普通のホール(ミドルホール)は4打、長いホール(ロングホール)は5打です。
各ホールを基準打数でカップインすることを「パー」と言い、1つの目標となります。
その他、基準打数に対して何打少なく or 何打多くカップインするかでそれぞれ呼び方があります。

+3打…トリプルボギー
+2打…ダブルボギー
+1打…ボギー
+0打…パー
-1打…バーディー
-2打…イーグル
-3打…アルバトロス

プロはバーディーを目標としていますが、初心者はまずダブルボギーくらいを目標にしましょう。
なお、多くのゴルフ場では18ホールを全てパーで回ると、72打になるように設定されています。



■各ホールの基本的な構成

以下は一般的なミドルホール(パー4)のイメージ図です。


①ティーグラウンド
1打目を打つための場所です。1打目はティーと呼ばれる小さな杭を地面に刺して、その上にボールを置いて打つことができます。
打つ順番は1番ホールはくじで決め、2番ホール以降は直前のホールで打数が少なかった順に打ちます。



②フェアウェイ
2打目以降を打つ場所で、芝が短く刈られた場所をフェアウェイと呼びます。
ボールが芝に埋まることがないため、打ちやすい場所です。また、ここに落ちたボールはよく転がるため距離が稼げます。

③ラフ
フェアウェイの周囲のやや芝が長い場所をラフと呼びます。
ここに落ちたボールは止まりやすく、また芝が邪魔して打ちにくくなります。


なお、2打目以降はカップから遠い順に打っていくことになります。


④バンカー
砂で満たされている区域。クラブが砂に埋まりやすいため、よく飛ぶ球を打つことが難しい場所です。
また、周囲より窪んでいるため、高い球を打たないと脱出できません。

バンカーでは、ボールを打つ前にクラブを砂に付けてはいけないというルールがあります。
打つまではクラブは浮かせておきましょう。
また、打った跡や足跡はならしておくのがマナーです。


⑤グリーン
カップ(穴)が開いている面で、最も短く芝が刈られています。
ここにボールが乗ってからはパターというクラブを使って、ボールを転がしてカップインを狙います。

グリーン上では走ってはいけない、カップとボールの間を踏んではいけない等のマナーがあります。
全員のボールがグリーンに乗ったら旗を抜きましょう。


⑥OB
OB(アウトオブバウンズ)とはプレーができる区域外のことを指します。
各ホールには白い杭などで区切られており、それより外にボールが飛んで行ったらOBとなります。
OBとなった場合は、今まで打った打数に+1打した上で、元の場所から打ち直すのが基本となります。


■その他覚えておきたいルール

<プレイング4>
ホールによっては「プレイング4」というルールが設定されている場合があります。
これは、1打目がOBの場合、打ち直しではなくコース中盤の決まった場所から4打目として打ちなさいというものです。 初心者がいつまでもOBが続いて進まないことを防止するためのローカルルールです。


<障害物>
杭や看板、カート道など人工的な障害物によりボールを打つことができない場合があります。
障害物が動かせる場合は邪魔にならないところに動かすことができます。
障害物が動かせない場合は、罰なしで、クラブ1本分の長さの範囲内でボールを動かせます。
ボールを動かす場合は、手で運ぶのではなく、肩の高さから落とす(ドロップ)ようにしましょう。



<アンプレヤブル>
木の根元や深い芝にボールが入ってしまった場合など、自然物のせいでボールを打つことが難しい場合があります。
その場合は+1打でボールを動かすことができます。動かし方は以下の3通り。

①クラブ2本分の範囲内にドロップ
②カップと元のボールの位置の延長線上の後方
③最後にボールを打った場所


とりあえず、このくらいのルールは覚えておいて、あとは実際にコースに出た時に経験者の方に聞きましょう。
何事も、百聞は一見にしかずです。
STEP4では、ゴルフ練習場に行きボールを打ってみましょう!!



→次ページ STEP4 ゴルフ練習場へ行きましょう!